先日野良で味方の一人が乙った時に、別の味方が「さてはゆうただなオメー」的な煽りチャットをしていました。
こういうことするから「民度低い」って言われるんだよなぁと思いつつ、「そもそも元ネタの『ゆうた』が何かわからない人も多いだろうに。」と感じたのでこの記事で『ゆうた』とは何か簡単に解説してみたいと思います。全国にいる名前が「ゆうた」の人に失礼だからこの単語は早く廃れた方がいいと思う。
■目次
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『ゆうた』とは
最初に結論から書いていきますと、元々は
ゆうた = 『地雷 + 幼稚な言動や行動』を併せ持つプレイヤー
に使われる言葉でした。
しかし最近では、アクションが苦手な人やクエスト中に乙ってしまうプレイヤーに「ゆうた」と使う人もおり、4や4Gの頃に比べるとかなり広い意味で使われるようになっています。4、4Gの頃の『ゆうた』と言えば、それはそれは凶悪でしたからね。
時代と共に『ゆうた』のニュアンスが少しずつ変わってきており、現在では、
ゆうた = 地雷
というイメージでいいかなと思います。
そもそも地雷って何?
モンハンにおける地雷プレイヤーについて例を挙げていくと、
1、マルチプレイ時に非協力的なプレイをするプレイヤー
2、クエストレベルに見合わない防具や武器で参加するプレイヤー
3、ゲームの腕前が極端に低いプレイヤー
「3」に関しては人それぞれ基準が異なるところですが、、。個人的には、ハンターノートの武器指南の項目でわかる内容を押さえていないプレイヤーは言われてもしょうがないのかなとは思います(まったく溜めない大剣とか)。
ゆうた誕生の経緯を簡単に説明
元々「ゆうた」が誕生する前に、MH3時には『ふんたー』と呼ばれる同義語が存在しましたので、そちらの誕生経緯も一緒に書いておきます。
ふんたー誕生の経緯
・MH3はオンラインに簡単に繋ぐことが出来たため、低年齢層のプレイヤーが過去作より多くオンラインに参加した。
↓
・名前の付け間違いが多く発生するゲームデザインだったため、デフォルトネームである「HUNTER」というハンター名のプレイヤーが多く誕生。
↓
・地雷行為や幼稚な発言をするプレイヤーに「HUNTER」という名前が多かったため、「ふんたー」と呼ばれるようになった。あえてハンターのパチモン感を出すために、ふんたーと言っています。
ゆうた誕生の経緯
・MH4、4Gの頃は機種や仕様の関係で、低年齢層プレイヤーの人口が過去最高に。
↓
・地雷行為や幼稚発言、マナー違反が続出。過去最悪なオンライン環境に発展。
↓
・低年齢層プレイヤーは実名を付ける場合や、「キリト」「クラウド」「kuraudo」などの人気キャラクターにあやかった名前にするプレイヤーが多い。
↓
・そんな実名系プレイヤーで「ゆうた」というプレイヤーネームがよく使われていることから、「ふんたー」に代わる地雷行為や幼稚な発言をするプレイヤーへの呼び名として「ゆうた」が付けられた。
こういった流れで「ゆうた」という呼び名が定着していったわけです。
MH4、4G時代の「ゆうた」の行動
「ゆうた」は低年齢層(またはそれに等しい精神年齢)の中でもマナーが悪いプレイヤーを指す言葉であるため、チャットは基本的に平仮名が多いです。そこを理解したうえで行動を見ていきましょう。
勝手にクエストを貼る
現在のワールドと過去のモンハンは色々と仕様が違ったため、マルチプレイ時のクエストは基本的にホストが受注するか、順番に受注するルールとなっていました。
昔は仕様が違いますから1人が勝手なことすると4人でクエストに出発することすらできないわけです。
しかし、これを無視して勝手にクエストを受注します。部屋名や入室した際のチャットでルール説明をされているにも関わらず受注し、挙句の果てには「はやくいこ」とチャットをしてきたりします。
人がルールを守ってクエストを受注している際も、「○○いこ はやく」などと発言し、自分は自分でクエストを受注したりすることも多いです。
物乞い
「ハチミツちょうだい」と、集会場に入って唐突に発言してきたりします。「ひやくください」もありがち。ひどいものだと(全部ひどいけど)、そもそも受け渡しができないモンスター素材などを要求してくることも、、。若干ホラーです。
唐突にキレる
「ふざきんな!!111」などと、タイプミスをしながら唐突にキレたりします。
例:「ハチミツちょうだい」→「ダメです」→「ふざきんな!!111」
支給品を全部持ってく
共有であることを理解していないのかどうかは定かではありませんが、全部自分のものだと思っているようで、、。誰かが自分の分を取っていくと「回復かえせ」などと唐突にキレます。
支給品に閃光玉などの有用アイテムがあっても、大概の場合使い方を知らなかったり持ち帰ろうとしたりするため、無駄にクエストの難易度が上がります。
指示を出す
「しっぽきってやくめでしょ」とか言ってくることがあります。本人の腕前はかなり低いながらも、上から目線で指示してくるパターンです。上から目線で指示を出す→自分が落ちる→ベースキャンプ待機のコンボもあります。
ベースキャンプから動かない
ワールドでもちょいちょい見ますが、ベースキャンプから動かず狩りは人に任せます。ベースキャンプから先ほどの指示を繰り出し、剥ぎ取り時だけ猛ダッシュして参加したりします。
回線を切る
自分が力尽きたりすると唐突に回線を切っていなくなったりします。
スキルや属性の仕様を理解していない
ワールド以前はスキルの仕様が今と違い、発動スキルが若干わかりにくかったです。そのため、スキルが沢山発動していると勘違いしてるけど、実は一個もスキル発動してない防具をどや顔で着込み、しっかりスキルが発動している上級者プレイヤーの防具に文句を付けてきたりすることもしばしば。
とりあえず作品の看板モンスターの一式を作ることに没頭しがちで、属性値的に非常に不利な相手でも、その装備が最強だと信じて止まなかったりします。
ワールドでの「ゆうた」行動
過去作に比べチャットが盛んでないことや、マルチプレイ時に人同士の密なやり取りが不要になったことで、4・4Gの頃に比べるとだいぶヤバいやつを見かける機会は減りました。
今作では主に「ゆうた」的特性は狩猟時の行動に現れることがほとんどとなっています。
個人的にはマルチやる以上はアクションが苦手なプレイヤーが混ざることも何とも思わない派なので、昔に比べたらだいぶマシなんですけどね。
ベースキャンプ待機
これはワールドでもたまに見かけますね。今更解説の必要もないので、皆さんやめましょう。見かけたらブロックしましょう。
ナンニデモ斬裂
まだ斬裂弾が修正される前の話ですが、その圧倒的な性能からどのモンスターに対しても、味方が吹っ飛ぼうが迷惑しようがとにかく斬裂弾だけ撃っておけばいいというプレイヤーがそれなりの数発生しました。
ただしこれは効率面では決して間違っていなかったため、オンライン環境が悪化。事態を重く見たCAPCOMによって修正されました。
抜刀カズヤマン
斬裂弾弱体後に現れた、弓の「竜の一矢」だけをひたすら連打する弓使いのこと。
竜の一矢自体は、限定的な場面でのみその効力を発揮し、高い威力を出すことが出来る技です。
それが中途半端な知識で「竜の一矢」が強いと拡散されたため、今もなお多く存在しています。
詳しくはこの記事にも書いています。
ゆうた渡り
モンハンワールドでは武器バランスが調整されるため、以前まで強かった(強すぎた)武器が弱体化されることもあります。
これにより、とにかく強い武器が大好きなプレイヤーが武器の乗り換えを一斉に行い、武器使用率に影響を与えたりもします。強武器が好きなプレイヤーは、自身のプレイヤースキルが伴っていない場合が多く『ゆうた渡り』と言われるようになったわけです。
たとえば以前チャージアックスが猛威を振るっていたものの、それが弱体化(たいして弱くなっていないけど)した際は、次なる強武器筆頭の弓に『ゆうた渡り』が行われました。
個人的に
『ゆうた』という表現は単純に本名が「ゆうた」の方は嫌だろうなと思ってます。モンハン界隈で浸透しているからと、不用意に乱用するとこちらの思惑とは違う伝わり方をすることもあると思うので、あまり使わないようにしています。
この記事の上の方でも書きましたが、4・4Gの頃は幼稚な言動や行動を行うことも「ゆうた」の条件だったと思いますが、今は単純にアクションが苦手なプレイヤーを揶揄する意味でも使われている印象です。
効率重視のサークルでもなければアクションが苦手なだけで、鬼の首を取ったように批判をするタイプの人は個人的に好きではありません。
知識や実力などがどの程度揃っているのがいいのかは、人によって意見の分かれるところだとおもいますが、それとは別にマナーはあるべきですよね。
小さい子供にゲームをさせるならオンラインゲームというものを正しく保護者が理解し、インターネットリテラシーの教育をしっかり行うことが重要だと思います。子供だから仕方ないなどと言うのはネット世界では通じませんし、犯罪などに発展することもあります。ゲームはみんなが楽しく遊べるように、マナーや配慮を忘れずに楽しみましょう。
ちなみに竜人ハンターと言えば、上から目線で思わせぶりなことを言っておきながら、ラスボス開始直後にブレス一発で1乙してBC待機状態だったり、大団長と言えばBC待機しながら偉そうに指示してくることで有名ですが、このタイトルで竜人ハンターと大団長の画像を使っている理由はとくにありません。