モンハン攻略戦記

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【MHW】Switchでのワールド発売は?社長インタビューを解説【モンハンワールド】

景色

 発売後もの凄い勢いで売り上げを伸ばしている『モンスターハンターワールド』について、CAPCOM社長の辻本春弘氏にインタビューを行った記事が掲載されましたね。 

 

今回はその記事から任天堂ハードについて言及した部分についての要約と、自分なりの意見を書いていきたいと思います。

■目次

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元記事はこちら!

toyokeizai.net

 

ニンテンドースイッチへの展開はあるのか?

インタビュー内では以下のようなやり取りがあります。

 

質問:モンハンは昨年任天堂が発売した据え置き機「ニンテンドースイッチ」への展開も期待されています。

 

回答:そうした需要があるというのは認識している。 (中略) ただ、さまざまな条件を考えると、今モンハンワールドをスイッチ向けに出すことは難しい。

 

というやり取りが存在しています。

 

結論から言うと、現段階でスイッチではワールドは出ませんと明言していることになります。

 

何故か?

色々と気を遣って遠回しな表現を使っていますが、理由は以下の部分から読み解くことができます。

 

社長:モンハンワールドはグローバル展開を狙ったタイトルだ。据え置き機やPC向けでの開発に挑戦したのも、海外のゲーム市場動向を考慮して決めた。同時に、携帯機でのゲーム表現には限界があり、従来路線では既存ユーザーからの要望に応えきれていない面があった。モンハンワールドの開発では、最先端の技術で「モンスターハンター」というゲームを1から作り直し、ユーザーの声に応えるという思いもあった。今作ではゲーム内世界の表現力が大きく改善した。

 

今まで『3DS』で作っていたモンハンシリーズですが、海外では携帯機というのは全くと言っていいほど普及していません。海外ではゲームは家でやるという認識が一般的で、外に持ち出してまでやらないんですね。それは日本人が世界的に見ても、労働時間が多く自分の時間がなかなか作れないため、外に持ち出してまでできる携帯機が流行っているわけです。これは世界から見れば異様なことかもしれません。そのため、海外でゲームを売ろうと思った場合は、家でやる据え置き機やPCに展開する必要があるわけです。

 

では、今まで通り任天堂ハードの『スイッチ』で作るのかと言えば、ここで新たな問題が出てきます。それが任天堂ハードのスペック不足です。

 

インタビューの中でも言っている通り、携帯機でのゲーム表現には限界があります。そもそも任天堂ハードは、普段ゲームをやらない層や、小学生以下あたりをメインの客層としたゲーム作りがされています。そこに最先端の技術は不要で、『子供がワクワクできるか、これなら子供にやらせても害は無いと大人が思えるか』が重要になってきます。Wiiのスティック、WiiUのゲームパッド、Switchのガジェット感などそういったものが売り上げにつながるわけです。

 

つまり、インタビューにあるような「最先端の技術」を使ったモンスターハンターワールドは、そもそもスイッチでは動かせないわけです。

 

今後はどうなる

モンスターハンターワールドは公式インタビューで、『5』にあたる正統続編であることがすでに発表されています。

 

今回全世界でこれだけの売り上げを記録したとなると、確実に続編が出ると思っていいでしょう。それが「ワールド2」という名前で出るかはわかりませんが、方向性は最先端の技術を用いたものになることはまず間違いありません。

 

となると、スペック部分で勝負をしていない任天堂ハードに今後『ワールドシリーズ』の最新作が出るというのは中々考えにくい部分だと思います。

 

あるとすれば『ワールドシリーズ』と『モンスターハンター4Gまでのシリーズ』を別物と捉え、ワールドはPS4等の据え置きで、今までのシリーズはそのまま3DSやスイッチ等に出すという方向にCAPCOMが舵を切るのがあり得る範囲かなぁと思います。

 

と言っても、3DSシリーズの開発の使いまわしは時代が進んできた昨今では中々売り上げを伸ばすのは厳しく(Xシリーズの売り上げ参照)、今後任天堂ハードで出し続ける場合は『ワールド』で行ったように、使いまわしをせずに1から開発をする必要が出てくると思います。

 

『ワールド』で成功を収めた今、任天堂ハード用に開発費を割くのがCAPCOMにとってどの程度利益になるのかはわかりません。

 

個人的な予想としては、1,2作くらいは携帯機や任天堂ハードで出るかもしれませんが、最終的にはSONYハード等の据え置き方向にだんだんと収束していくのではないかなぁと思います。