「モンスターハンターワールド(MHW)」に登場する「ガンランス」について、使い方や操作方法、立ち回りについて解説していきます。プレイスタイルに応じたおすすめスキルも紹介していきますので、ガンランス初心者の方はぜひ参考にして頂ければと思います。
また、今回は初心者向けのためそこまで深い内容は取り扱いません。そういった内容は、今後別の記事で紹介していきたいと思います。とはいえ、本記事も重要な要素が詰まっていますので、ぜひチェックしてみてください。
■目次
その他の武器講座
ガンランスを始めるにあたって
ガンランスになかなか手が出せないという方に理由によくあるのが
一つは『コンボ(操作)が複雑で覚えられない』、もう一つは『武器やスキルをどう選んでいいのか分からない』というものです。
しかし、実際のガンランスはどう戦ってもいいし、武器やスキルを自由に選んでいい武器になっています。
攻撃の派生表などを見ると非常に複雑なガンランスですが、全ての操作を覚える必要はありません。なぜなら、ガンランスは『超高火力のコンボがないかわりに、どんなコンボでも平均以上の火力が出せる武器』だからです。そしてどんなコンボでもそこそこの火力が出るということは『自分のやりたいコンボや立ち回りに合わせて好きな武器やスキルを選べる』ということでもあります。
好きな装備と立ち回りでも安定した結果につながり、突き詰めていけば組み合わせ次第でどんな状況にも対応できる。そんな自由度の高さこそがガンランスの最大の魅力です。
それでは前置きはこのくらいにして、ここからガンランスについて解説していきたいと思います。
ガンランスの特徴
ガンランスは重そうな見た目通りにどっしりと構え、敵の攻撃をやりすごして多彩な手段で攻め立てる武器です。攻撃手段の多さと安定した防御で相手を選ばず対応できる、今作屈指の万能武器のひとつでもあります。
長所
ガンランスの長所は以下の通りです。
攻撃手段の多さ
ガンランス最大の長所は何といっても攻撃手段の多さにあります。通常の物理攻撃、相手の肉質に左右されず固定ダメージを与える砲撃、そして物理と砲撃両方に備わった大技で大ダメージも狙えます。
さらにほとんどの攻撃が自由に組み合わせられるので、他の近接武器では届かない高所や中距離にも攻撃可能であるなど、ガンランスは遠距離攻撃以外なら何でもできると言っても過言ではありません。
ゲーム画面左上にある画像の青丸が砲撃の残弾で、赤丸が竜杭砲の残弾(全武器共通1発)です。竜撃砲は使用後一定時間刀身が赤くなり、その間は再使用できません。竜杭砲や竜撃砲の詳しい内容については後述します。
ガード性能の高さ
ガンランスのもう一つの特徴は鉄壁のガードです。重くて大きな盾は全武器中トップのガード性能をもち、さらにガード性能やガード強化のスキルで補強すればほぼ全ての攻撃を受け止めることが可能です。
立ち回りや戦闘スタイルの豊富さ
詳しくは後述しますがガンランスは武器ごとに『砲撃タイプ』というものが決まっています。タイプによって威力や弾数が違っているので、同じ攻撃力の無属性武器でも砲撃タイプによって立ち回りが微妙に変わってきます。
また、スキル構成も幅が広く、攻撃面では物理特化型・砲撃特化型・両立型、防御面ではガード型・回避型・両立型など「プレイヤーの数だけ装備がある」と言われるほど様々なスキル構成が可能です。
砲撃タイプとスキルの組み合わせによって、自分だけの最強装備を作り出せるのもガンランスの魅力の一つです。
短所
続いてはガンランスの短所を紹介します。
機動力が低い
最大の弱点は機動力の低さです。抜刀時の移動速度は全武器種で最も遅い部類であり、ステップも二回までしかできません。そのため自分からモンスターを追いかけ回すことは苦手としています。
切れ味の消費が激しい
ガンランスの砲撃には会心率に関係するスキルが乗らない仕様のため、本作の近接武器で重宝されている達人芸スキルも砲撃には乗りません。また、砲撃は物理攻撃よりも切れ味の消費が大きいので必然的にどんどん切れ味を消費していくことになります。
砲撃タイプについて
ガンランスの砲撃には『通常型』『放射型』『拡散型』の3つのタイプがあり、武器ごとに決まっています。
当然それぞれ違った特徴があるので、これらの使い分けがガンランスの面白さの一つでもあります…が、ちょっと覚えづらいので初心者の方が混乱するポイントでもありますので、できるだけ分かりやすく簡単にまとめてみました。
通常型(装弾数:5)
通常砲撃の威力が最も低く、かわりに装弾数が最も多い。射程は短い。フルバーストにダメージボーナスがある。
放射型(装弾数:3)
通常砲撃の威力、装弾数ともに平均的。射程が前に長い。溜め砲撃と竜撃砲にダメージボーナスがある。
拡散型(装弾数:2)
通常砲撃の威力が最も高く、かわりに装弾数が最も少ない。射程が横に広い。竜撃砲にダメージボーナスがある。
次に、性能差を表にしてみます。
性能比較表
装弾数 :通常 > 放射 > 拡散
通常砲撃 :拡散 > 放射 > 通常
溜め砲撃 :放射 > 拡散 > 通常
フルバースト:通常 > 放射 > 拡散
竜撃砲 :拡散 > 放射 > 通常
見て分かる通り放射型は全て平均的、通常型と拡散型は長所と短所がハッキリしています。しかしあくまでも比べた場合にどうなるかという表なので、「〇〇タイプでなければできない攻撃」というものはありません。
始めは平均的な放射型での練習をおすすめしますが、武器の見た目や好みで他の型を選んでも問題ありません。使っていくうちに自分のやりたい戦法が決まったら、それに合わせて選択してみましょう。
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スキル構成と武器選択の考え方
はじめに書いた通りガンランスは戦闘スタイルの幅が広いので、「いつでも絶対に入れなければいけないスキル」や「この砲撃タイプでなければできない攻撃」はありません。自分が付けたいスキル、使いたい武器が正解です。
ここでは一応の指針として攻撃面に重きを置いた3つの型、防御面に重きを置いた3つの型を紹介します。
それぞれのプレイスタイルごとのおすすめスキルやおすすめ砲撃タイプの例を挙げていきますので、自分の好みに合わせて攻撃面・防御面を自由に組み合わせたり、特化させてみてください。
攻撃面
まずは攻撃面に重きを置いた3タイプを紹介します。
砲撃特化型
オススメ砲撃タイプ:放射型、拡散型
拡散型の通常砲撃や放射型の溜め砲撃など、砲撃を主体にして戦うスタイル。
おすすめスキル
砲撃に関するスキル、切れ味ケアのスキルがおすすめです。
砲術:
砲撃の威力が上がる
砲弾装填数UP:装弾数が1増える
集中:溜め砲撃の溜め時間を短縮する
業物:砲撃の切れ味消費を半分にする
剛刃研磨:
砥石を使用してから1分間、切れ味が減らなくなる
砥石使用高速化:
砥石の使用モーションが短縮される
など。
物理特化型
オススメ砲撃タイプ:通常型、放射型
砲撃をほとんど使わず、突きなどの物理攻撃を主体にして戦うスタイル。
おすすめスキル
他の近接武器と同様に会心率や攻撃力に関するスキルがオススメです。
攻撃:
攻撃力が上がる。Lv4以上で会心率+5%
見切り:
会心率が上がる
弱点特効:弱点を攻撃した時に会心率が上がる
渾身:スタミナが最大の時に会心率が上がる
超会心:会心(クリティカル)が出た時のダメージが上がる
達人芸:会心(クリティカル)が出た時に切れ味を消費しなくなる
など。
バランス型
オススメ砲撃タイプ:通常・放射・拡散
物理と砲撃を織り交ぜて戦うスタイル。砲撃タイプの選択も自分が重視したいスタイルに合わせましょう。
おすすめスキル
自分がどちらを重視するかによって、砲撃特化型と物理特化型からスキルを選択していきましょう。
砲術、砲弾装填数アップ、弱点特効、業物や砥石使用高速化など。
防御面
次に防御面に重きを置いた3タイプを紹介します。
ガード型
どっしり待ち構えてガードを多用するスタイル。
おすすめスキル
ガードに関するスキル、機動力を補うスキルがおすすめです。
ガード性能:
ガード時のノックバックと削りダメージ、スタミナ消費を軽減する
ガード強化:
一部を除き、ガード不能攻撃がガードできるようになる
回避距離アップ:
ステップの移動距離が伸びる
など。
回避型
ステップを駆使してフレーム回避や位置取りで攻撃を避けるスタイル。
おすすめスキル
機動力を補うスキルや回避に関するスキルがオススメです。
回避性能:
ステップの無敵時間が増える
回避距離アップ:
ステップの移動距離が伸びる
など。
ゾンビ型
武器に回復カスタムを施し、被ダメージを気にせず攻撃する耐久スタイル。ガンランスの砲撃は固定ダメージのため、スキルで回復量を強化すればかなりの回復量を得ることができます。
また、仕様上武器の回復カスタムが必須となります。
おすすめスキル
被ダメージを下げるスキルや回復量を増やすスキルがオススメです。
体力回復量UP:
全ての体力回復行動の回復量が増える
回復速度:
体力ゲージの赤い部分の回復速度が上がる
超回復:
体力ゲージが最大まで徐々に回復していく
精霊の加護:
一定確率で被ダメージを軽減する
体力増強:
体力の最大値が増える
など。
ガンランスの使い方
それではいよいよ使い方です。具体的にどうやって戦えばいいのか、順を追って見ていきましょう。
基本的な操作方法
ボタンはデフォルトのPS4仕様になっているので、PC版の方は読み替えて頂ければと思います。
※複雑なので覚えられない場合は無理をせず、下にある「攻撃方法のポイント」に目を通してみてください。それだけでも充分に戦えます。
突き(△)と砲撃(○)
突き
3回まで連続で出すことができ、
・△で前へ攻撃する『水平突き』
・R2+△で斜め上へ攻撃できる『ガード突き』
になります。状況を見て使い分けてみましょう。
・攻撃していない状態からは左スティック+△で『踏み込み突き上げ』
を出せます。こちらは大きく踏み込みながら突く、ガンランス唯一の移動攻撃です。踏み込み突き上げからは水平突きやガード突きに派生が可能です。
砲撃
通常砲撃は2回まで連続で出せます。長押しでチャージすれば威力の高い『溜め砲撃』に変化し、溜め砲撃は残弾の許す限り何度でも繰り返すことが可能です。
先述の通り砲撃は肉質無視の固定ダメージなので、モンスターの固い部位にも効率よくダメージを与えることができます。残弾が減ったり無くなったら、クイックリロード(攻撃直後にR2+○)で補充※しましょう。※リロードについては後述します。
突きと砲撃の特徴は、突きと砲撃(二回以内)とクイックリロードは好きなタイミングで好きなだけ組み合わせられるという点です。また、同じく好きなタイミングで下記の強攻撃へ派生することもできます。
突きと砲撃は全ての起点になる、最も使用頻度の高い攻撃です。
物理系の強攻撃(△+○ → △)
ガンランスの物理攻撃は手数型の突きだけでなく、動作が遅めで威力の高い『斬り上げ』『叩きつけ』『なぎ払い』があります。出し方はいくつかありますが、少し複雑なためわかりやすさ重視で簡略化して説明します。
・抜刀立ち状態、または突きか砲撃かクイックリロードのあとに△+○で強攻撃に派生、あとは△を押せば強攻撃が続く
強攻撃を△連打で派生させた場合の順番は「斬り上げ→叩き付け→なぎ払い→竜杭砲」となります。 そして強攻撃の『叩きつけ』と『なぎ払い』からは、○ボタンでさらに別の大技に繋ぐことができます。
大技
フルバースト(叩きつけのあとに○)
残っている砲弾を一気に撃ち出す大技。残弾数分の砲撃=肉質無視の固定ダメージを一気に与えるため非常に瞬間火力が高い攻撃です。
使用後は残弾がゼロになるのでリロードをお忘れなく。
竜杭砲(フルバーストのあとに○、なぎ払いのあとに○か△、連続砲撃の3回目)
モンスターに武器を直接突き刺して杭を打ち込み、振動&爆発させる新必殺技。突き刺す動作で1ヒット、震動部分で13回の連続ヒット、最後に肉質無視の爆発1回という合計15ヒットの大技です。爆発以外は肉質の影響を受けてしまいますが、上手く弱点に当てればトップクラスの火力を誇ります。
杭の装弾数は全武器共通で一発のみ、残弾は砲弾ゲージの下にある横長のアイコンで判別できます。通常リロードかステップリロードでのみ再装填可能です。
竜撃砲(R2+△+○)
言わずと知れたガンランスの必殺技。武器を構えて溜めたあと、肉質無視の大ダメージを与えます。スリンガー照準ボタンとスティックを組み合わせれば、発射する方向や角度も調整できます。
一度使うと一定時間が経つまで再使用できない点には注意してください。
また、味方に当てると吹っ飛ばしてしまうので、マルチで使う場合は味方の位置に気をつけましょう。
リロード
砲弾や杭を補充するアクションです。方法は主に2つあり、それぞれ利点が違うので覚えておきましょう。
クイックリロード(攻撃のあとにR2+○)通称:QR
素早い動作で砲弾を再装填する。杭は再装填されない。
竜撃砲、フルバースト、竜杭砲以外の全てからつながり、QR後はまたすぐに攻撃できます。
上手く連携に組み込むことで手数が圧倒的に増えるので、ガンランスの最重要アクションと言っても過言ではありません。
通常リロード(R2+○)とステップリロード(ステップのあとに○)
ゆっくりとした動作で砲弾と杭を再装填する。攻撃からの派生、攻撃への派生はできず動作もゆっくりですが、竜杭砲の杭を再装填する唯一の手段です。
攻撃方法のポイント
一通りの攻撃方法を解説しましたが、文字で見ると分かりづらく面倒に感じるかと思いますので、まとめとして大事なポイントを5つに絞ってお伝えします。
1、竜撃砲と竜杭砲以外、全て他の攻撃かクイックリロードに派生できる
2、基本は突き(△、R2+△)と砲撃(○)とクイックリロード(攻撃後にR2+○)を自由に組み合わせて攻撃する
3、ダウンなど、大ダメージを狙いたいときは△+○からの△や○で攻撃する
4、隙を見てこまめにリロード(R2+○、またはステップ後に○)をする
5、チャンスがあったら竜撃砲をぶちかます!
以上5点を心がけてみてください。
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おすすめコンボ
実戦で使えるガンランスのコンボをいくつかご紹介します。少し操作が複雑なものが多いので、無理せず徐々に取り入れてみてください。
※QR=クイックリロード。操作は全て静止状態からのコマンドです。
突き砲撃コンボ(△、○、QRの組み合わせ)
突きと砲撃を組み合わせた基本コンボ。代表的なパターンを3つほど。
△→○→△→○→…
突きと砲撃を交互に繰り返す、通称「チクボン」。
放射型や拡散型で主に使われます。見た目は地味ですが、拡散型Lv4でのチクボンはガンランス中最強のDPSを誇り、まさに基本にして究極のコンボです。
△×3→○→△×3→○→…
突き3回と砲撃1回を繰り返す、通称「突き3砲撃ループ」。
砲撃威力の低い通常型や、物理特化構成で主に使われます。こちらも地味ですが僅差で物理最強のDPSを誇る強コンボです。ちなみに物理DPSの第2位は下記の『なぎ払いループ』になります。
○→○→△orQR→○→○→△orQR
砲撃2回と突き1回またはQRを繰り返す、通称「ボンボン」。
砲撃特化構成や、肉質の固い部位を攻撃する際に主に使われます。ほぼ全てが肉質無視ダメージで構成されたコンボなので、肉質の固い部位に有効です。放射型の場合は溜め砲撃にダメージアップ補正がかかるため、溜め砲撃数回とQRを繰り返す「溜め砲撃ループ」もよく使われています。
フルバースト竜杭砲コンボ(△+○→△→○→△→○)
ダウンなどの隙に物理と砲撃両方の大技を連続して叩き込むコンボ。高ダメージが連続し、見た目も派手で気持ちが良い構成です。
フルバーストループ(△+○→△→○→△→QR→△+○→○→△→QR→△+○→○→△…)
肉質無視攻撃のフルバーストをひたすら繰り返すコンボ。QR後からコマンドが変わっている点に注意してください。
なぎ払いループ(△+○→△→△→QR→△+○→△→QR→△+○→△…)
単発高火力のなぎ払いを繰り返す物理攻撃コンボ。こちらもQR後からコマンドが変わっている点に注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は入門編ということでしたが不慣れな方にとっては情報が多く、少し難しく感じられたかもしれません。
しかし初めにも述べた通り
どう戦ってもいいし、武器やスキルを自由に選んでいい
のが「ガンランス」です。この記事を参考にしながらまずは自由に動かしてみてください。もう少し踏み込んだ内容については、また別の記事で紹介していきたいと思います。それでは~('ω')ノ